ドゥカティのケーシー・ストーナーがムジェロを征服

ドゥカティは、彼のキャリアにおいて最も困難で波乱に富んだレースの一つとなり、ケーシー・ストーナーの際立って優れたパフォーマンスで、ついにホームグラウンドであるムジェロを征服した。コンディションがウェットからドライへと変化する中、ストーナーは童貞2度目の勝利を収め表彰台に立った。それは彼のドゥカティでの18勝目となり、今シーズン5戦を終えた時点で、ホルヘ・ロレンツォから4ポイント、ロッシから9ポイントリードしチャンピオンシップのトップに躍り出た。

ストーナーは2週間前のルマンでの経験を活かし、レース直前の豪雨によるウェットコンディションからのスタートをうまく切り抜けた。彼はウェットタイヤが完全に消耗しているにもかかわらずトップグループでペースを維持し、スリックタイヤのマシンに交換した直後からバトルして、後続からの追撃を阻止した。

ニッキー・ヘイデンは、彼のリアブレーキに小さな逆援助が生ずるまでは素晴らしいチャージを見せ16番グリッドから9位までポジションを上げた。ヘイデンは次のレースバルセロナへ向けて、前進し続けられる事を願っている。